マカには覚醒作用がある

こちらにも書いてあるように、マカはインカ帝国の時代から食用、薬用として重宝されてきました。
野菜でありハーブでもあるマカは薬理作用と覚醒作用を持ち合わせています。
マカに含まれる覚醒作用とはどんな成分なのでしょうか。

マカに含まれる覚醒作用のある成分

覚醒作用といえばカフェインがよく知られています。
カフェインはコーヒーをはじめ緑茶、ココア、チョコレート、エナジードリンク、炭酸飲料などに含まれ、特に意識しないうちに摂取していることが多々あります。

天然のマカにはカフェインは含まれていませんが、マカの根の部分に覚醒作用のあるチロシン、 覚醒作用を強める働きのあるアルギニンが含まれています。

チロシン

チロシンは脳を覚醒させる神経伝達物質のドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの材料になる成分で、眠気を減らし気分を高揚させる働きがあります。

ロシンは必須アミノ酸のひとつのフェニルアラニンから作られる成分で、人の体内では合成できず、食べ物から摂取する必要があります。

また、チロシンは副作用も少なく安全性の高い物質ですが、甲状腺ホルモンの材料になりますので、甲状腺の疾患のある方は摂取に注意が必要です。
チロシンの推奨摂取量は体重1kgあたり150mg程度とされています。
一般的なマカの粉末には100gあたり200mgのチロシンが含有されています。

アルギニン

アルギニンにはカフェインの覚醒作用をより強める効果が認められています。
カフェインとアルギニンを同時に摂取すれば、カフェイン単独の効き目よりも強い覚醒作用が得られる訳です。

アルギニンは、にも書いてあるように、人が生きていくために必要不可欠なアミノ酸の一種です。
アルギニン は解毒作用、疲労回復、動脈硬化、高血圧、機能性EDの改善に有効です。
また免疫力を高め、血液の循環を促し、不妊症や精力増強にも効果があります。

アルギニンの推奨摂取量は特に定められていませんが、2〜4gが理想とされています。
動物性たんぱく質に最も多く含まれ、牛肉には100gあたり1.3gのアルギニンが含まれます。
アルギニンを多く含む動物性たんぱく質には脂肪も多く含まれているので、摂りすぎれば 脂肪摂取量も多くなり、生活習慣病などの原因になりかねません。
一般的なマカ粉末には100gあたり約0.61gのアルギニンが含まれています。
マカは植物なので、動物性たんぱく質に比べ脂肪の摂りすぎになる心配はありません。

覚醒作用のある食品摂取の注意点

覚醒作用のある物質は、中枢神経を興奮させることにより眠気を抑制し、気分を高揚させます。
前述したように、覚醒作用の強いカフェインは色々な食品に含まれているので、知らず知らずのうちに摂取していることが多いのです。
そのことを踏まえた上で、マカをはじめとする覚醒作用のあるサプリメントや健康食品の摂取、及び摂取量を考慮する必要があります。
また、マカ初心者の方にはキャンディタイプのマカがおすすめです。詳しくはこちら