マカに含まれるグリシン
グリシンはマカに含まれるアミノ酸の中のひとつの成分です。
グリシンは人の体内で合成される非必須アミノ酸で、体内に広く存在しています。
グリシンは皮膚のコラーゲンを構成し、同時に神経伝達物質としての働きも備えています。
グリシンを含む食品と利用法
グリシンはマカの他にもゼラチンなどの動物性のたんぱく質や海老、カニ、帆立などの魚介類、肉類に多く含まれています。グリシンは水溶性で、ほのかに甘く静菌作用があることから 、調味料や保存料として、お菓子や総菜などの加工品に 幅広く使用されています。
食べ物の他にも医薬品として輸液の成分や、化粧品、工業薬品にも利用されています。
グリシンの働き
- 睡眠の質の向上
人は入眠時、体の表面の温度が上がり、深部体温と呼ばれる体の中心部の温度が下がります。
グリシンは血管を広げ、血液の量を増やすことにより深部体温を下げ、自然な入眠を促します。
グリシンは徐波睡眠という質の良い睡眠へと導き、睡眠のリズムを整える働きがあります。
睡眠の質を向上させることにより、すっきりとした目覚めが得られるようになり、結果的に生活習慣が改善され、ストレスの軽減や集中力のアップにも繋がります。 - 美肌効果
肌のコラーゲンはたんぱく質のひとつで、アミノ酸により構成されています。
そのアミノ酸の成分のひとつがグリシンです。
グリシンは水溶性で保湿作用と抗酸化作用があり、肌のバリア機能を高め、肌荒れを防止し肌の若々しさを保つ働きがあります 。 - うつ病予防
グリシンは皮膚のほかに脊髄や脳幹にも存在し、中枢神経で神経伝達物質として機能することにより、脳の血行を促進し、ストレスの緩和、うつ病の予防に働きます。
またグリシンはセロトニンという脳内の神経物質を増加させることによっても、うつ病予防に効果があります。 - コレステロールの減少
グリシンは血中のコレステロール値を下げる働きがあり、生活習慣病である高血圧や脳卒中の予防に役立ちます。
グリシンの安全性
グリシンは安全性が高い成分で厚生労働省から添加物として食品への使用が認可されています。摂取量について具体的な数値は特に定められていませんが、体重50キロの人が240グラム以上のグリシン(ゼラチン1キロ相当量)を一度に摂取するような、現実的には不可能といえる極端に大量のグリシンを摂取しない限り過剰摂取による弊害はありません。
こちらにも書いてあるように、安全とはいえ、グリシンを含むマカは別のサプリメントや病気の内服薬との飲み合わせにより、副作用や体に悪影響が出る場合もあります。
服用中のサプリメントや薬のある方、持病のある方はマカ服用に先だってまず薬剤師や医師と相談することをおすすめします。
また、マカの体験談なども参考ににしてみると良いでしょう。こちらを是非ご覧ください。