マカとテストステロンの関係

男性ホルモンのテストステロンは、天然のマカには含まれていない成分です。
マカを摂取することによるテストステロン分泌の影響と、マカとテストステロンの関係についてご紹介します。

マカとテストステロンの関係

マカがテストステロンを増やすという研究結果は現在のところ確認されていません。
しかしマカにはホルモンのバランスを整える働きがあり、テストステロンを分泌しやすい環境を作り、結果的にテストステロンの分泌を活性化させることに 関与します。
テストステロンの分泌にはホルモンのバランスが非常に重要な役割を果たしています。

テストステロンの分泌は脳からの指令により起こります。
脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンと、視床下部から分泌される黄体形成ホルモン放出ホルモンのふたつのホルモンのバランスによって、テストステロンの分泌量はコントロールされます。

テストステロンの働き

テストステロンは出生前の男の子の胎生期から分泌しはじめ、生後6ヶ月頃にかけて分泌がさかんになり、大脳の、男らしい考え方が備わるといった性差の形成に関与します。
テストステロンの働きには次のようなものがあります。
  • 活力を高める
    生気やバイタリティーにあふれた性格の形成に影響します。
    何事においてもやる気が出て、精神的にエネルギッシュで前向きになる効果があります。

  • 男性的な骨格、筋肉などの成長促進
    筋肉量を増加させ、男性的な骨格を形成する作用があります。
    思春期の男子の第二次性徴の発現にも関与します。

  • 性欲亢進、生殖機能の向上
    性欲亢進、精子の形成の促進など、生殖機能に深く関わっています。

  • 知的機能の向上
    記憶力や集中力、判断力などが強まります。

テストステロンの分泌に影響するもの

テストステロンは個人差が大きいですが、一般に30歳を過ぎた頃から減少していきます。
テストステロンはストレスや生活習慣に非常に影響されやすく、 睡眠不足や強いストレスを受けるとテストステロンの分泌も減ります。

食生活においても、栄養のバランスの取れた食事はテストステロンの分泌を活発にします。
特に亜鉛や良質のたんぱく質が不足しないように注意が必要です。
亜鉛はマカにも含まれている成分で生殖機能を高め、老化防止にも効果があります。

マカはテストステロンの増加に直接的には作用しないとはいえ、マカの持つ生殖機能向上の働きや、ホルモンバランスを調整する働きが、間接的にテストステロンの分泌を促すのに役に立っています。
マカは アミノ酸をはじめ亜鉛やアルギニンなど、 男性機能回復や生殖機能向上に関与する成分を豊富に含んだ注目の食品であることは間違いありません。