マカに含まれるアスパラギン酸

こちらにも書いてあるように肉体疲労やストレスが蓄積しやすい現代、滋養強壮にマカの服用を考えている方も増加中です。
マカに含まれている注目すべき成分のひとつに、疲労回復などに効果のあるアスパラギン酸があります。
アスパラギン酸とはどんな成分で、具体的にどんな働きがあるのでしょうか?

アスパラギン酸とは?

こちらに書いてあるように、アスパラギン酸は非必須アミノ酸のひとつです。
非必須アミノ酸は人の体内で作ることができるアミノ酸ですが、加齢や生活習慣の乱れなどにより合成量は減少していきます。
従って食べ物から摂取するように心がけたい成分です。
アスパラギン酸はアスパラガスから発見されたことからその名前がつきました。
アスパラガスの他にも大豆および大豆製品、しらす干し、かつお節、肉類、ナッツ類などに多く含まれています。
食品添加物としても広く利用され、うま味用調味料として主に加工食品に使用されているほか、栄養補助目的で多くのスポーツドリンクやエナジードリンクに、そして人工甘味料にも使用されています。
アスパラギン酸は食品だけでなく、化粧品や医薬品にも利用されています。

アスパラギン酸の働き

  • エネルギー産出
    食べ物から摂取した栄養素は消化吸収され、クエン酸回路という反応によって活動エネルギーを生み出します。
    この過程でアスパラギン酸が使われ、エネルギーを生み出す働きに貢献します。

  • スタミナ向上
    人の筋肉や肝臓に蓄積されているグリコーゲンは、必要に応じエネルギーに変換され使われるので、グリコーゲンが不足すればスタミナ不足に陥ります。
    アスパラギン酸はグリコーゲンを生成する働きを促す作用があり、スタミナの向上に繋がる効果を備えています。

  • 疲労回復
    クエン酸回路がうまく作動しない時などに疲労物質である乳酸が筋肉に溜まります。
    アスパラギン酸は乳酸の分解を促進し、疲労回復に効果をもたらします。
    さらにアスパラギン酸はカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルを細胞内に運び、細胞内の体液のバランスを整える働きもあり、速やかな疲労回復を促します 。

  • 解毒作用
    体内のアンモニアは蓄積し、循環器系に入ると毒性となり中枢神経系にダメージを与えます。
    アスパラギン酸はアンモニアと結合して無害な尿の合成を促進し、体外へ排出する解毒作用があります。

  • 抗ストレス
    アスパラギン酸は中枢神経で興奮性のアミノ酸として働き、抗ストレス効果を高める働きがあります。

  • 美肌効果
    アスパラギン酸は肌の新陳代謝を活発にする効果があり、保湿効果も持ち合わせているので肌の乾燥を防ぎ、肌荒れを防止します。

アスパラギン酸の摂取量と副作用

アスパラギン酸は体内ですぐに消費される成分で、過剰摂取による副作用は特になく、そのため摂取量の目安も定められていません。
数多くの効能を持つアスパラギン酸を含むマカは、疲労回復などに優れた効力がある食品といえるでしょう。
またそんなマカの副作用にもついて知っておきたいですよね。こちらを是非ご覧ください。

引用元
https://www.inflateus.com/placenta.html
http://www.ehto.org/14.html